2012年 第6回 10月14日三石~えりも港


  • 例会成績
  • 釣行記
  • 大漁報告
  • 点描
順位氏名合計点重量点身長1身長2場所備考
優 勝松橋満佳924210372 アカハラ342 アカハラ向別川 
準優勝中江政美913188400 カジカ325 カジカコトニ身長準優勝
3位南勝858202420 カジカ236 アブラコ日勝大和身長優勝
4位氏家武835176350 カジカ309 アカハラ三石川 
5位小野田正男817172325 カジカ320 カジカ夕陽が丘 
6位笹島日出晴777148388 カジカ241 アブラコ近浦身長3位
7位鈴木恵一753140347 カジカ266 カジカ井寒台 
8位勝間孝史747130384 カジカ233 アブラコ三石川 
9位福田馨655100308 アカハラ247 アブラコ三石川 
10位澤雅美61888285 アブラコ245 アブラコ井寒台 
11位大内誠一58594250 アブラコ241 アブラコ夕陽が丘 
12位栃真賀透55742271 アブラコ244 アブラコ近浦 
13位由川哲也54644252 アブラコ250 アブラコ山中 
14位武田智幸52530295 アカハラ200 アブラコ三石川 
15位大田政吉51444258 キュウリ212 キュウリ笛舞ブービー賞
16位天崎吉晴22314209 アブラコ山中 
17位中村一奉00コトニ 

例会長釣行記  氏家武

  9月下旬から10月上旬にかけて連続して台風が北海道に襲来し、その後から急に気温が下がり下界は秋らしくなってきた。しかし、今年は9月に猛暑が続き10月に入って海水温がどの程度下がっているのか、それが勝敗を決する大きなポイントとなった。9月と同じように夏枯れ状態が続いているのか、それとも例年のようにカジカが岸寄りしているのか、アカハラが残っている可能性がある漁港や河口近辺を狙うのか、カジカ狙いで岩場や平磯の深場を狙うのか、様似に向かうバスの中で例会長を含め参加者は皆ずいぶん悩んだようだった。
  そんな中、松橋氏だけは何の迷いもなかった。「いつものパチンコ裏に入るよ」と言いながら、どこに入るか迷っている太公望を尻目に一人静かに酒を飲んでいた。そして、明けてから静内川河川敷公園で行われた審査の時に提出された彼の袋には、型揃いの中型アカハラが見事に揃っていた。それまでは中江会長の今年初例会優勝かと思われたが、会長にとっては恨めしいアカハラとなった。
  それでも、ベテランの南勝先生が得意の日勝大和で身長賞となった42cmのカジカを釣って3位に入った。ここもゴミ(流れ昆布)がひどく、南先生は50cmのカジカを掛けながらゴミに持って行かれたと頻りに嘆いていた。また、中江会長もコトニに入り40cmのカジカを筆頭に中型カジカを3匹釣って総合準優勝したのは流石であるが、5匹を揃えられなかったのが悔やまれた。
  やはり例会長は優勝できない年のようだ。早いもので今年も次回が最後の例会、納竿会である。例年通り八雲にバスを走らせる。昨年はここで中江会長が大物カジカを釣って一発大逆転劇を演じた。今年はどうだろうか?会長がまた大物を上げるかな?その先には2年連続の年間優勝が待っているのだが。

総合優勝  松橋満佳

  総合優勝してしまいました。場所は浦河パチンコ店裏の浅い砂浜。テトラの切れ目からテトラに引っ掛けないように投入した。数年前、氷下魚をネットごと流されてからしつこく通い続けたのをパチンコの神様が見ていたのかな?
  酒のつまみにと氷下魚を狙って餌はワンパック620円のイソメ、鰈用にカツオ半身(前回の出戻り)イカゴロワンパックを用意して市販の鰈仕掛けで開始、氷下魚が釣れるはずでした。が、イソメに釣れたのは35㎝位のウグイ4匹、33cm位4匹、どんこ1匹、小型鰈1匹。これで総合優勝できるとは思いもよりません。夜が明けてからは全く反応はなかった。川方面にはサケ釣りが一人頑張っていました。地元釣り師によるとタカノハが少しずつ戻ってきているとのことでした。

身長優勝  南勝

  大田さんと入漁予定の笛舞川口には、既に4名の姿が見えたので、大田さんを残して私は、隣の日勝大和の勝手知ったる場所に向かった。9月に和さんと入って不漁だったので、リベンジの積りだった。
  しかし、アカハラ狙いの天秤が直ぐにゴミの山に変化するので、タカノハを釣った黄色の仕掛け糸の誘導仕掛けにしてみた。遠投していた竿先が激しい中り何度もお辞儀をしながら竿が突っ込む。ゴミかなと思ったが、ぐんぐんと魚信を感じる、6m程の堰堤なのだが、ゴミ玉も上げていたので、そのままリールを巻き続けた。四角く回る、覗くと大きなタカノハかな、と一瞬思ったが、50前後の大きなカジカ、波打ち際のゴミの中を船揚げ場まで持っていけないだろうと、このまま巻いてみようと少し上がってきたところでプッツン。
  気が抜けた感じがしたが、2本の竿をタカノハ仕掛けにして同じ距離に投げ続ける。30分ほどの後、竿がガタンと倒れる。今度は波の上に一気に浮かせて波打ち際に移動を開始して、波が打ち寄せてしぶきを上げている狭い船揚げに強引に引っ張り上げた。恐る恐る、階段を下りて行って、コンブの溜まっている上に乗っかっているカジカを引きずって凱旋した。興奮が冷めるのを待っておにぎりを食べた。
  この場所は、50前後のアブは数本上げているが40オーバーのカジカは始めてだった。竿は、錘負荷30号の460cm。エサは、カツオの血合いに漬けたアカハラの身。チヌの8号、ハリスはフロロの7号、道糸はナイロン7号。験を担ぐ気性なので、逃がした大物を釣ったなら、タカノハと同様にやめていただろう、運を残しておくために。


PAGE TOP