- 例会成績
- 釣行記
- 大漁報告
- 点描
順位 | 氏名 | 合計点 | 重量点 | 身長1 | 身長2 | 場所 | 備考 |
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優 勝 | 後藤田敏彦 | 1109 | 306 | 410 カジカ | 393 アカハラ | ルベシベツ | 身長3位 |
準優勝 | 栃真賀透 | 1102 | 320 | 395 カジカ | 387 アカハラ | ルベシベツ | |
3位 | 中江政美 | 1024 | 235 | 415 アブラコ | 374 アブラコ | フンコツ | 身長準優勝 |
4位 | 古川孝士 | 946 | 234 | 452 アブラコ | 260 アブラコ | ドンドン岩 | 身長優勝 |
5位 | 佐藤廉洋 | 935 | 191 | 405 アカハラ | 339 アブラコ | 咲梅 | |
6位 | 橋本淳 | 925 | 204 | 371 アカハラ | 350 アカハラ | 咲梅 | |
7位 | 佐藤康行 | 832 | 135 | 365 アカハラ | 332 アカハラ | 咲梅 | |
8位 | 大田政吉 | 664 | 62 | 302 カンカイ | 300 カンカイ | 庶野 | |
9位 | 氏家武 | 633 | 116 | 270 アブラコ | 247 アブラコ | 庶野 | |
10位 | 松橋満佳 | 589 | 59 | 305 アカハラ | 225 アブラコ | トセップ入口 | ブービー賞 |
11位 | 小池克明 | 582 | 86 | 250 アブラコ | 246 カジカ | 庶野 | |
12位 | 山岸瞬作 | 0 | 0 | トセップ入口 | |||
12位 | 佐藤健児 | 0 | 0 | 咲梅 |
会長釣行記
今年は週末になると天候が荒れる事が多く参ります。前半で好天に恵ま れたのは6月だけ。今回は九州から西日本でで台風4号が大 暴れする中の大会でした。空模様はまずまずでしたが波はどんどんと荒 くなるばかり。ほとんどの名物場所も指をくわえて通りすぎる他ありま せんでした。
庶野漁港で着替えてまずは波を見ると港外は白波が沸き返り、港内も風 でさざ波が立つ有り様。
第一陣は早速ここから出発。氏家、小池両氏が港右側のシトマン川を目 指しました。ここは庶野漁港の沖堤で波が死ぬので何とか釣になる場所 です。しかしそれでもかなり苦労した由。太田氏は港内で安全第一のコ マイ釣に徹しました。
次は庶野漁港左に松橋、山岸のコンビが降りました。潮が引いて波がお さまればあわよくば美島、トセップもと考えたようですが、この日はと てもとても。港に封じ込められたようです。
さらにこの先ドンドン岩には中江、古川のベテランが波を覚悟で決死の 挑戦。しかしドンドン岩の波音は高く、古川氏は延々庶野漁港まで戻る 羽目に。しかしその甲斐あってこの日の白眉、40オーバーの見事 なアブラコで身長優勝です。一人残された中江氏は岩陰で耐え忍んで見 事3位、身長も準優勝。
ここから新しい咲梅トンネルが出来て咲梅川まで一気に進んでその間は 入る事が出来なくなりました。その先も長いトンネルがサルル付近ま で、さらに目黒の向こう、タンネソ付近から先のルベシベツの核心部も トンネルでバイパスです。黄金道路が黄金トンネルと呼ばれる日も近い のでしょうか。
さて咲梅には佐藤三氏(康、健、廉)と橋本氏が挑戦。沖根で波が死ぬ はずのこの場所も釣ずらかったようです。
この先バスは一気にルベシベツ川まで進み、栃真賀、後藤田がしんがり を務めました。ここも沖根で死ぬはずの波がひどく、結局音調津漁港ま で延々3kmの夜間行軍となりました。それでも港内のアカハラに 助けられ変態シラミカジカも釣り上げて後藤田が優勝、栃真賀準優勝と 本日一の当たり場所となりました。栃真賀氏は身の厚いクロガシラも釣 り上げ羨ましい限り。
審査と直会は様似まで戻ってドライブイン車屋で。名物オバチャンはお らず代替わりしたのでしょうか、優勝者は食べ物半額サービスと新機軸 を打ち出してがんばっておりました。
総合優勝 後藤田敏彦
どうも海が荒れて皆さんが苦労すると私が優勝するという運周りのよう です。
栃真賀さんと黄金道路の名物場所ルベシベツに降りては見たものの、激 しい波で35号の錘ももみくちゃにされ、仕掛けはゴミの餌食に。 しかたなく二人で音調津まで戻りました。その夜道の行軍のわびしい 事。長いトンネルの中に響くのはかすかな相方の靴音以外は荒波の吠え る声だけ。音調津についた時には正直ホッとしました。
港内ではアカハラが釣れてるよ、との先行者の話もあり、もう波はこりごりだったので 漁港中央の広々とした埠頭に陣取りました。虎の子のイカゴロを両天秤 につけて投げ入れ、もう一本は大物御用達の胴突き仕掛けにカツオとい うヤケクソの構え。埠頭に横たわると後はどうとでもなれと空を見上げ ておりました。
話の通り両天秤には中型のアカハラがポツポツと釣れ、 まあ今日はこんな物かとその引きを堪能しておりました。すると今度は 左の大物御用達が変な当たり方をします。さてこんな鉤を呑めるアカハ ラが居るわけはなし、何ものなり?と上げに掛かるとズルズルと重い。 タコにしては軽い。引きもない。浮かんできたのはやせ細った、口だけ は馬鹿でかい変態カジカで、後で調べるとシラミカジカと言う奴でし た。こいつの長さが物を言って私の優勝となりました。
同行した栃真賀さんもほぼ同じ組み合わせに型物のクロガシラまで釣って準優勝。私に はこれでも十分羨ましいのですが、栃真賀氏悔やんで曰く、彼が竿を納 めた後に同じ場所に入った人が直後に同型のカレイを上げたとのこと。 もうちょっと粘ればもう一枚行けた?欲張ってはいけません。欲張りお じいさんにはいい事ないそうですよ。
身長優勝 古川孝士
『えりものつりに関する一考察』
~えりもの8:30は実在するのか~
※ 筆者 のびのびのみこと
キーワード しけ 長距離移動 しつこさ
1 はじめに
「えりもの8:30」については諸説各研究者によりおよび実践者において述べられているが、 今回8:30を裏付ける実例を筆者は得ることができたので、若干の考察をふくめ報告する。
2 実例1
日時 7月15日午前8:00頃
場所 庶野漁港左 昆布取りおばちゃんのきわ
当日色気を出した筆者は、台風のうねりが来ていること承知していたにもかかわらずどんどん岩に行くこととした。しかし、やはり台風のうねり強く、実釣開始まもなく戦意喪失し、移動を余儀なくされた。
以下時間を示す。
0:20ころ 移動開始
1:00ころ 坂道にまけ、約15分の休憩
1:45ころ 自動販売機見つけるも、小銭なくさらに戦意喪失
2:10ころ 庶野郵便局前到着約20分休憩
2:30ころ 到着
3:00ころ 当所もうねり高くさらに戦意喪失するも、実釣開始
はごと子5本揃え、やけくそで残りのえさすべてを針
にかかるだけつけて遠投。残りのえさは破棄。
8:10ころ 他の道具を片付け、帰り支度を始めたところ竿尻
上がる。祈りつつ目の前の岩をかわし本日の初の
ぶら子をえる。実釣終了
3 考察
移動後もはごと子ばかりで色気を出した時点で本日の悲劇は見えていたと思われる。しかし、さら にしつこく移動を繰り返すことにより筆者はあぶら子を得ることができた。 すなわち、「しつこくやっているとそのうちいいことがあるさ」というポジティブな思考が最後の すかしっぺを呼び込むことができるのではないか?
と思われる。ゆえに、「えりもの8:30」は 「しつこさ」と「やけくそ」と「前向き」の産物であるのではないか?
4 終わりに
長くなってすみません。きっとただついていただけです。