2008年 第7回 11月9日八雲~濁川


  • 例会成績
  • 釣行記
  • 大漁報告
  • 点描
順位氏名合計点重量点身長1身長2場所備考
優 勝岩本満1326500429 カジカ397 カジカ山越身長準優勝
準優勝中江政美1237441400 カンカイ396 カジカ由追 
3位小野田正男1215430403 アカハラ382 カジカ山越身長3位
4位南勝1208393434 アカハラ381 アカハラ濁川身長優勝
5位笹島日出晴1123355386 アカハラ382 アカハラ落部 
6位天崎吉晴1083314388 カジカ381 アブラコ東野 
7位高橋秀和1081349377 アブラコ355 カジカ由追 
8位松橋満佳1032336354 カジカ342 カジカ東野 
9位後藤田敏彦1017267380 カジカ370 アブラコ東野 
10位大田政吉972297342 アブラコ333 カジカ由追 
11位佐藤廉洋962220373 アカハラ369 カンカイ東野 
12位橋本淳958267353 アカハラ338 カジカ落部 
13位勝間孝史937251358 カジカ328 カジカ由追 
14位山岸瞬作859160350 カンカイ349 カジカ東野 
15位生地隆昭851189378 アブラコ284 カジカ濁川ブービー賞
16位佐藤康行787110402 アカハラ275 カレイ東野 
ゲスト玉井章史1218380438 アカハラ400 アカハラ落部来賓優勝

会長釣行記

 最終回は北海道地方大荒れの予報の中での開催でした。何しろ日本 海側は6mという高波警報が出ていて、前日には南例会長と中止し たほうが良いかと話し合うほどでした。噴火湾は何とか釣が出来ると踏 んでの出発でしたが、波はなくてもきっと強風で竿が立たないのではな いか等と話をしつつ高速をひた走り、10時過ぎには釣り場へ入り ました。着いてみると波はもちろん風もほとんどない。前回の日高の方 がよっぽど風があるほどで、低気圧はどうなったのかいな、と首を傾げ てしまいました。
 今回は例会予定が重ならず交綸会の面々も久々の参加、更に常連のお客 人の玉井さんも駆けつけてくれて最終回を盛り上げてくれました。さて いつものように順を追って釣果を見て行きましょう。
 着替えをした遊楽亭からすぐ、山越駅前で降りたのは岩本、小野田の交 綸会ペア。流石お二人とも場所を熟知していて、さらに岩本氏は痛い腰 をおして移動攻撃を展開し、カジカを数十匹上げた由。おまけに朝方漁 師にカジカをプレゼントしたお返しに大根のお土産までもらうという藁 しべ長者を地で行く活躍で、結果も優勝、三位とお見事でした。
 第二陣は山越漁港右で高橋、勝間コンビが、更に由追の黒崎建設前では 中江、大田コンビが下車しました。中でも由追の千石場所を押さえた中 江氏が大漁して準優勝。カンカイも大型をあげて魚種別年間賞4 種目制覇は出来すぎか。他のメンバーもそれぞれ中型のカジカ中心にア ブラコ混じりで高橋氏7位、大田氏10位、勝間氏13位。
 野田生川をわたって東野の漁港付近までバスを迂回させて大名釣行と相 成ったのはプレーオフ進出の松橋氏、佐藤(廉)氏はじめ天崎、佐藤 (康)山岸、後藤田の6名。水産加工場を中心にテトラの枡に一 人ずつ展開致しました。しかし昔の名場所も砂に埋もれて見る影もな し。昔日の栄光を忘れかねたカジカがポツポツと釣れるだけで寸も数も 足りない。天崎氏の6位が最高で、注目の松橋氏は8位、佐 藤(廉)氏11位と優勝争いが厳しくなりました。
 次の落部川は、いつもここを得意とする笹島、橋本コンビと玉井名人が 下車。この場所はカジカこそ今一でしたが、範囲中で一番アカハラが濃 厚で、これが成績を押し上げました。笹島氏5位、橋本氏 12位。玉井氏は1218点と好成績でした。
 終点濁川まで行ったのが南例会長と生地氏。東野とは対照的に根掛りの 激しい苦しい釣りだったそうですが、その甲斐あってかカジカ、アブラ コともに釣れたようで、南氏が4位と健闘。一方の生地氏はアカ ハラを無視して15位。
 いつ吹き出すかと心配した風は結局最後まで吹かず、朝方少し波が出ま したが、それとてもむしろ歓迎される程度で、事前の心配は何処へや ら、穏やかな納竿会となりました。出発地点の遊楽亭で審査をしました が、年間優勝が南氏か松橋氏か現場では判定できない微妙な点数で、正 式発表は帰還後の写真判定へ持ち越しとなりました。(正式結果はホー ムページでご覧下さい。微妙でした。)
 直会はそのまま遊楽亭で行ないました。料理を待つ間に風呂を楽しみ宴 会料理に舌鼓。いつも通りアルコール抜きでしたがほんわりほろ酔い気 分で帰路につきました。
 さて本年も無事故で納竿会を迎える事が出来ました。皆様の慎重かつ紳 士的行動に感謝致します。では来春まで半年、竿を磨いて始竿会を待ち たいと思います。

総合優勝  岩本満

 23時に山越の酒井川の右側に竿を出し30cm位のカジカ5匹上げたがサイズアップ成らず。
 潮が引き始めた2時頃に山越港側に移動し100m先に有るボンテンに1本針で遠投し、更に竿2本はゴロと撒き餌で溝を狙う。遠投の竿には38cm位の油子が1時間おきに掛かるものの、溝狙いの竿には赤腹の30cm位のが五月蠅い位ゴロに食い付いて竿を揺らすが掛かって来ない。
 3時過ぎに移動してからやっと35cmのカジカが上がった。それからは10分置きにカジカが上がり、7時までには全部で30匹位は上げていた。
 8時に大きい魚5匹を選択し放流しょうとしていた時、地元の人におじさんに「魚を少し下さい」と言われ、10匹程あげました。すると直ぐにそのおじさんが「何も無いがお返し」と、大根の50cmはある物を10本持ってきましたが、リュックには入らないので「今日の大会は2匹身長なので2本だけ貰って行きます」と言って帰ってきました。
 今年は交綸会と重複し3回しか出席出来ませんでしたが、最後に楽しい思いをさせていただきました。有り難う御座いました。

身長優勝  南勝

 私は、ここ数年濁川左にある本石倉の堰堤下で釣りをしていました。今回、生地さんとご一緒し、いつもは、両佐藤氏が入る濁川右に初めて入りました。生地さんが、アイナメさんの助言通り岩礁の前に陣取り、私は、テトラ一つ右に釣座を設けました。私の右手は国道のすぐ下ですので、明るい街灯が海面を照らしタイヤの音も相当激しく聞こえます。静かな暗いところが好みのカジカとアカハラには向いていません。
 ゴロ両天秤と変則ネット仕掛けでゴロを打っては換えて投げ続けました。水温は低く、濁り、底あれで石の音も聞こえます。皆の話を聞くと濁川が一番の時化だったようです。案の定、天秤もとられ、ネットも引っかかり、朝まで15ヶ仕掛けを消失しました。
 午後11時に着き午前2時過ぎまでドンコも釣れません。磯釣りベテランの生地さんはドンコ、放流サイズのタカノハ、子アブを釣り、玉井さんや高橋さんからの電話ではカジカを皆が順調に釣っているとのことで、「魚はいるんだ」と、気を取り直していると竿にゴミが付いたようで、何とか波打ち際に持ってくると、赤い頭の火星人が逃げて行きました。
 これが2度続き、「タコが居る所に魚はいない」と100m右に移動し、最初の激しいアタリはソイの30オーバー、次いで40に一寸足りないアカハラでホッとしました。33号振り出しの竿先が震え糸が動いています、慎重に合わせると波打ち際を走り回ります。太ったアカハラ43.4でした。JAKで購入した交通事故防止の蛍光シートを貼り付けた天秤に来ました。今日のアタリ仕掛けのようで、次いで40に一寸足りないカジカも、一回り小さいカジカもこれに来て5匹が揃いました。
 アカハラとカジカの両天秤狙いに、孫針をチヌ6号で仕上げたのが良かったようです。竿は9800円のバーゲンセールのものでした。バスの中で濁川に行くという生地さんが居なかったなら、タコが居なかったなら、アカハラが居なかったならと偶然が重なった釣りでした。


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