2008年 第6回 10月26日三石~様似


  • 例会成績
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  • 大漁報告
  • 点描
順位氏名合計点重量点身長1身長2場所備考
優 勝後藤田敏彦1158385390 カジカ383 カジカ様似港身長準優勝
準優勝佐藤廉洋1085330385 カジカ370 カジカ井寒台身長3位
3位松橋満佳1015261380 カジカ374 アカハラ向別川右 
4位大田政吉1001286366 ソイ349 アカハラ三石港 
5位生地隆昭940250350 カジカ340 カジカ白泉 
6位佐藤康行922230395 カジカ297 カジカ井寒台身長優勝
7位南勝864189338 アカハラ337 カンカイ三石港 
8位天崎吉晴770130375 カジカ265 アブラコ様似港 
9位中江政美753127374 アカハラ252 アブラコ鵜苫 
10位笹島日出晴61993295 アブラコ231 カジカ鵜苫 
11位武田智幸48848227 カンカイ213 ソイ様似港 
12位栃真賀透48054226 ソイ200 カンカイ様似港 
13位氏家武39155336 カジカ 様似港ブービー賞
14位高橋秀和31328285 アブラコ 白泉 
15位芦崎拓也00 様似港 
ゲスト玉井章史1525549514 アブラコ462 アブラコ東井寒台来賓優勝

会長釣行記

 今回は会員15名にオブの玉井さんが加わってくれて総勢16 名の大会となりました。直前の天気予報が雨とか晴れとかコロコロと変 わる予想の着かない状態でしたが、兎も角この数日海が大荒れであった 事、風が強くなりそうな事は判っていましたから皆さん波に強い場所を 選ぶ事に知恵を絞りました。三石の手前、越海便所前で着替えして海を 見ましたがやはり相当な波です。ただし道に打ち上げるほどの大波でも ない。最後まで迷いは消えませんでした。
 第一陣は三石漁港付近に南氏と大田氏。港に逃げ込むカジカを狙ったの ですが、いたのはレギュラーサイズのアカハラのみ。オカズ釣り師の大 田氏のソイは35cm越えで4位入賞は今回もお見事。南アカ ハラ名人はコマイ釣に徹して7位。
 お次は井寒台組。波のある時はやはりここでしょう。佐藤(康)佐藤 (廉)ペアが浦河よりに展開しましたが、名場所だけあって他の釣り会 との競合も激しかったようです。そんな中お二人ともカジカをそろえ、 佐藤(廉)氏が二位、佐藤(康)氏は39.5cmのカジカで身長優勝 と見事な釣果でした。
 井寒台を過ぎて浦河の町近く、東井寒台でただ一人降りたのがオブの玉 井氏。後で聞いたところでは氏はまず井寒台まで戻ってアブラコを釣 り、再び浦河まで戻って釣りを続けた由。その闘魂たるや恐るべし。見 事なアブラコ51.4cmは皆のため息を誘いました。総合点も 1525点という驚異的な物。久々に重量二回計測となりました。
 浦河市内に入り向別川に降りたのは酔拳(竿?)の名手松橋氏。奥さん にはコマイを釣ってくるようリクエストされた由。パチンコ屋の前で降 りたのはご愛嬌。焼鳥屋の行灯が灯る中での釣り味はいかばかりか。釣 果はカジカ、アカハラ混じりで手堅くまとめて三位とご立派。宿題のコ マイもしっかり釣ってました。
 浦河市街を越え、乳呑、月寒、幌島と平磯の名場所が続きます。幌別川 前最後の平磯が白泉。ここに降りたのは生地、高橋コンビ。あわよくば 平磯で座布団を釣る下心でもあったか。大荒れの後のこの場所は釣りず らかったのではと想像致しますが、生地氏はカジカをそろえて5 位と健闘。高橋氏は残念ながらブービーメーカーに甘んじました。
 鵜苫には中江、笹島のご当地コンビが。地の利を生かしての渋い選択で したが、釣果も渋かった。お二人とも小型の釣果で9位、 10位と仲良しの成績でした。
 で、残りは終点様似港に集結致しました。まず後藤田がお得意の釣り デッキで昼寝モードを決め込むため下車。残る天崎、武田、栃真賀、氏 家、芦崎の五氏は会所前の船上げに集結して潮が引くのを待ってエンル ム岬先端を攻略するという作戦に出ました。結果は会所前組は高い波で 思うような釣が出来ず、天崎氏を除く四名は明け方に陣地を放棄して釣 りデッキ付近に撤退。しかし時既に遅くいずれも不本意な成績でした。 ただ一人孤塁を守った天崎氏は干潮時の岬先端を目指しましたが折悪し く吹き出した強風に阻まれ思うように釣果を伸ばせませんでした。それ でもカジカを含む釣果で8位と健闘。一方釣りデッキの先 端部に陣取った後藤田は夜の間のカジカのクレーン釣りが奏功し本日の 優勝と相成りました。
 天候は初め満点の星空、これは放射冷却がひどいかと思っていると途中 からポツポツと雨降り、気温はおかげで余り下がらず、しめしめと思っ ていると夜半から稲光が。そして明け方には真上でピカ、ドーン、ゴロ ゴロと来た。そしてバケツをひっくり返したような雨。そして晴れと目 まぐるしく変化致しました。静内河川敷での審査も雨を警戒して橋のし たで行ないましたが晴れるに従って風が強くなり震えながらの計測でし た。
 ここで今回の珍エピソードを一つ。見事ブービー賞に輝いた氏家氏は何 と釣り場に着替えを持参し審査会場から直接出張にお出かけでした。今 までも結婚式場から釣り会に駆けつけた人、道の途中でバスを止めて釣 バスに乗り込んだ人など色々おりましたが、釣り会から仕事に駆けつけ るというのはこれが初めてではないでしょうか。
 最後は日高門別のいずみ食堂の太打ちのソバで締めくくりです。近年ま すます人気が出てきたこの店は前日の予約を受け付けてくれず、当日は 駐車場が満杯でバスを停めるのに難儀するほどでした。それでも幹事の 計らいで直前に予約電話を入れたので、込み合う店内でもいつもの二階 に通してもらう事が出来、畳の上で食べる久々の味はまた格別でした。
 今回を終わって優勝候補がしぼられてきました。筆頭は松橋氏でしょ う。次回3位以上だと自力優勝です。次は現在トップの南氏、次 は佐藤(廉)氏。大体この三名での争いになりそうです。大番狂わせが 起こった場合は後藤田、笹島の両名も争いにからむ余地があります。噴 火湾のカジカは誰の手に落ちるのでしょうか。

総合優勝  後藤田敏彦

 この釣りデッキに入るのはこれで三度目です。そしていずれの時も好成 績なのが不思議です。思うにここへ入るような時は決まって海が荒れて いて、真面目な釣り師は沖根のある波の死ぬようなところで頑張るわけ ですが、それでもまず苦戦を強いられるわけで、釣果もそこそこです。 従って相対的に私のような怠け者も良い成績になるという訳でしょう。
 今回はデカイどんこの攻撃に耐えつつ、餌のサンマの品切れを気にしな がらの釣りでした。ドンコに混じってポツリボツリと上ってくる中型カ ジカをクレーン釣り。三尾そろったところでガツンと竿を倒したのは中 型のソイ。そして明けて岸際のたらし釣りでもう一尾と、都合五尾きっ ちりの釣果でした。
 それにしてもここは仕掛けの消耗が激しい。半端な 捨て糸も役に立ちません。いったい水中はどうなってるのでしょうか。

身長優勝  佐藤康行

 本格的に海釣りを始めたのは、確か4年くらい前からです。この頃、“遠投命”の釣狂殿に投げ釣りと海釣りに誘いこまれました。息子も巻き込み、近くの海(もっぱら石狩)に出撃していました。医釣会にも必然的に入会を勧めたのも釣狂殿でした。
 今回は、色々と情報を集めたり、天気や潮回りを検討し、2年前に息子がカジカの身長優勝を頂いた、“井寒台”の舟揚げ場にポイントを絞りました。
 ゴロ70本、アカハラ、サンマ、カツオを用意しました。
 最初は、20-30mの近投でハゴトコの祭りでした。70-80mのやや遠投で、ゴツンとあたり。“重いぞー、コンブか?”と、ゆっくりと引き寄せるとお魚さんの生体反応が手に伝わってきました。取り込みを慎重にし、口を大きく開いたカジカが!計測したら約42cmありましたが・・・。(うーん死後硬直?)
 医釣会に入会し、まだ3年生ですが、もったいなくも身長優勝を頂きました。私の釣りの師匠である釣狂殿や家族、そして医釣会の大先輩に感謝です。
 これからも釣道に励み、また、楽しんで会に参加してゆきます。


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