2011年 第4回 7月10日庶野~十勝港


  • 例会成績
  • 釣行記
  • 大漁報告
  • 点描
順位氏名合計点重量点身長1身長2場所備考
優 勝氏家武1371526445 カジカ400 アブラコオンコの沢身長3位
準優勝笹島日出晴1313448435 アブラコ430 アブラコ谷磯 
3位天崎吉晴1294402472 アブラコ420 カジカルベシベツ身長優勝
4位南勝1237442400 アブラコ395 アブラコオンコの沢 
5位中江政美1232362445 アブラコ425 アブラコフンコツ身長準優勝
6位古川孝士1138292443 アブラコ403 アカハラ岬トンネル 
7位栃真賀透1108318400 カジカ390 アカハラルベシベツ 
8位山岸瞬作1076296390 カジカ390 アカハラオリコマナイ 
9位岡本英士1071234427 アブラコ410 アブラコオンコの沢 
10位中村一奉1023266389 アブラコ368 アブラコフンコツ 
11位勝間孝史972280350 アブラコ342 アブラコ谷磯 
12位松橋満佳942200375 アブラコ367 アブラコオリコマナイ 
13位高橋秀和919200371 アブラコ348 アブラコ谷磯 
14位小野田正男848148367 アカハラ333 アブラコサルル 
15位橋本淳759122326 アカハラ311 アカハラ咲梅ブービー賞
16位澤雅美64186340 アブラコ215 アブラコオンコの沢 

例会長釣行記  氏家武

  当日の襟裳の天気予報は「曇り、波風なし」の絶好の気象状況であったが、潮回りは朝方に潮込みとなるため、岩場先端での釣りは困難と思われた。また、前回好釣のオンコの沢方面はトンネルが延伸し、長距離(3.5km)を歩くか楽なところを選ぶか、釣り場の選択が悩ましかった。
  第一陣は中江会長と中村氏がフンコツに下りた。中江会長が身長2位の大きなアブラコを筆頭に型物を揃えて5位に入賞したが、中村氏は残念だった。
  次いで橋本氏が単身で咲梅に降りた。楽なところということで場所を選んだようだが、今回は楽をしていてはなかなか大物に巡り合えない展開だった。
  第3陣は長距離を歩く決意をした南先生、氏家元会長、小野田氏、澤氏、岡本氏が下りた。一番奥のオンコの沢トンネルまで40分かけて歩いた氏家元会長が身長3位の大きなカジカとアブラコを揃えて今年初めての例会優勝を飾った。同行の岡本氏も大きなアブラコをダブルで釣り上げて堂々9位に入賞した。また、南先生も汐留覆道で頭から波飛沫を被って酷い目にあったが、長距離を歩いたおかげで良型のアブラコを揃えて4位に入賞した。しかし、何故か小野田氏と澤氏は残念だった。
  次いで古川氏が単身で岬トンネルに下りた。流石ベテランで型物のアブラコを釣ったが、計量ではアカハラの姿もあり6位止まりだった。
  第5陣は笹島氏、高橋氏、勝間氏が黄金岬に下りる筈だった。しかし、気がついた時にはバスはトンネルを過ぎ、30分かけて谷磯に戻るハプニングがあったようだ。しかし、今回はここでも苦労して歩いた人(全てではないが)に釣りの女神が微笑む。笹島氏が良型のアブラコを揃えて準優勝に輝いた。しかし、高橋氏と勝間氏には試練が待っていた。
  第6陣は天崎先生と栃真賀氏がルベシベツで降りた。去年の夢をもう一度ということであったが、今回は天崎先生に身長賞のアブラコが釣れて3位入賞を果たした。栃真賀氏は飲み過ぎたようで残念。
  最後は松橋氏と山岸氏がオリコマナイに下りたが、ここも魚影が薄く上位入賞は果たせなかった。
  帰りはいつもの車屋ラーメンで審査を行い、昼食を食べ、バスの中で爆睡し、気が付いたら3時には札幌に到着した。道路が良くなり襟裳の黄金道路もずいぶん近い釣り場になったものである。

総合優勝  氏家武

  今回はぜひ一度は入ってみたいと思っていたオンコの沢トンネルに、南先生にお願いして連れて行ってもらった。何年か前に、私が宝浜の二つ岩で大きなアブラコを連発し、これは間違いなく優勝だろうと思ったことがあった。しかし、オンコの沢に入った松橋氏が私より型物を揃えてぶっちぎりの優勝を果たした。その時からいつか機会があればオンコの沢に入ってみたいと思いを膨らませていた。
  しかし、今回はオンコの沢方面のトンネルが延伸し、目黒漁港から3.5kmの長距離を歩かなければならなくなった。土曜日の日中にマラソンの練習で25km走って私は疲れていたが、迷わずオンコの沢トンネルに向かった。
  最初は釣り友が教えてくれた秘密の場所に向かったが、思ったより潮位が高くて溝を渡れず、バスの中で南先生が教えてくれた南・中江場所で岡本君と並んで竿を出した。ここは魚影が非常に濃く、釣り始めて直ぐに中型のアブラコが釣れ出し、2時頃には大きなカジカが釣れた。てっきり昆布が絡んで重いものと思ってクレーン釣りしてしまい、大きな白い腹を見て慌てたが無事取り込んでほっとした。明るくなってからは、より大きなアブラコが釣れ出し、最初に釣れたアブラコをすべて入れ替えることもできた。
  45cmのカジカを釣ったのは久し振りである。このカジカが釣れた時は本当に嬉しくて、マラソンの練習の疲労も忘れ、40分かけて歩いてきた苦労が報われた気がした。同行の岡本君も大きなアブラコをダブルで釣り上げて堂々9位に入賞し、嬉しい限りである。また、笹島氏もそうであるが、今回はここでも苦労して歩いた人(全てではないが)に釣りの女神が微笑んだようだ。

身長優勝  天崎吉晴

  かねて宿願だった黄金道路に初めて入釣しました。師匠の栃真賀さん得意のルベシベツですが、今回は奥の出岬に初アタックです。夜闇と霧の中にそびえる大岩場への肉薄は探検気分で、若干の難所越えをして出岬先端に出ましたが、時折大きなウネリが走るためやや手前の高場で三脚を開きました。
  寝不足続き&風邪気味がたたり、釣る前に汗だくです。思ったほど深さはないですが昆布の付きは良く、栃真賀さんは釣れないと云いつつ40cm位のカジカ、アブを釣っています。しかし私のゴロネットは全くダメで、暗いうちは20cm位のピンコアブ2匹。
  でも払暁&干潮とともに根の位置がわかり仕掛けも流されなくなったので、仕掛けと方向を変えて数投。中型アブが数匹釣れて気をよくするうち、5時過ぎ頃竿尻が上がりました。合わせを軽く入れ、時折走られながら巻いてくるとダブルで、上バリに小アブ、その下にすごい体高のある褐色の魚が付いてます。波にあわせて昆布根の上に抜き上げると50cm近いアブラコで、それまでの鬱屈ばかりか体調不良まで吹き飛びました。仕掛けは捨て糸仕様の胴突き2本針で、フカセ15号につけたイカゴロを丸呑みしていました。
  大物はこれ1本で、もうひとつ攻めきれなかった力不足も反省ですが、前回の油駒に続き黄金道路の豪快な釣りを体験できました。プライベートではなかなか来れない場所で、医釣会に入ったお蔭ですね、深く感謝です。ちなみに栃真賀師匠、ご指導と拍手には感謝ですが、景気づけの飲み過ぎには気をつけましょうね。


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