例会長釣行記　　栃真賀透

　天気にも恵まれ、18時15分に啓生会病院を出発。入釣範囲は静内～三石港であったが、バスの駐車場所を考慮し、三石公園まで延長して実施した。参加者は12名と少ないが、バスの中は、皆目を輝かせて釣場の情報交換で盛り上がっていた。新冠レコード館前で釣りの準備を済ませ、各自目指す釣場へと移動する。
　最初の静内入船漁港前では、松橋・大田・深谷・三上の4氏が降車。大田氏が港内を釣り歩きカジカ48.5㎝の本日身長賞を釣り上げ堂々総合3位、深谷・三上氏もそれぞれカジカ・カレイを提出し8位・9位。松橋氏11位で得意のブービー賞を獲得する。
　第２ポイントの「春立港」に入釣した西田氏はカジカに恵まれず12位。
　第3ポイントの「盈進」バス停前に入釣した小山・高橋氏。ここはカジカの本命場所でもあり、両氏とも大漁のカジカに恵まれた。中でも46.5㎝のカジカを釣りあげた小山氏が4位、高橋氏5位と上位入賞。
　第4ポイントは「越海」バス停前に名人佐藤氏と由川氏が入釣。佐藤氏は竿を出した直後に48.5cmの型物を釣り上げ、その後も40cm級のカジカを揃え、総合準優勝、身長賞。由川氏はカジカを揃えるものの寸足らずで7位。
　第5ポイントは鳧舞港に入釣した野崎氏。逆転年間総合優勝もかかっており、釣場を慎重に考え、波がない鳧舞港左岸で竿を出す。釣場を熟知しており、すぐに48cmのカジカを釣り上げ、その後も型物のカジカに恵まれる。さらに釣場を移動してアブラコ47.5㎝を追加するところは流石の腕前、見事な総合優勝であった。
　最終ポイントの三石公園前には例会長の栃真賀がのんびり竿を出す。型物は少ないがカジカが濃い釣場である。無理をせず、公園下で竿を出すと40cm前後を5匹揃え、6位。
　納竿会は12名の参加者ではあったが、型物カジカの釣果に恵まれ、12人中10名が1000点オーバーというレベルの高い例会であった。天気には恵まれたものの5日朝の冷え込み（三石の最低気温が－4.5℃）の中で、寒さにもめげずに竿を出し、カジカ大漁で1年間の例会も店じまいである。また次年度楽しい釣りができることを期待している。