2013年 第6回 10月20日様似~えりも港


  • 例会成績
  • 釣行記
  • 大漁報告
  • 点描
順位氏名合計点重量点身長1身長2場所備考
優 勝栃真賀透1491474550 アブラコ467 カジカ夕陽ヶ丘身長優勝
準優勝笹島日出晴1396444498 カジカ454 カジカ下近浦身長準優勝
3位松橋満佳1385542428 カジカ415 カジカ東平宇身長3位
4位南勝1151356410 カジカ385 タカノハ日勝大和 
5位大田政吉829136358 アブラコ335 ソイ様似港 
6位天崎吉晴825160385 カジカ280 アブラコ中近浦 
7位氏家武781172320 カジカ289 アブラコ下笛舞 
8位前田靖713106345 カジカ262 アブラコ夕陽ヶ丘ブービー賞
9位中江政美47892386 カジカ東平宇 

例会長釣行記  氏家武

  ―出た!アブラコ55cm!20年振りのアブラコ体長記録更新に沸く!―
  10月中旬にかけて台風26号が日本を縦断し、北海道も特に道東や道北で台風による被害が出た。また、その影響で中国大陸に張り出す寒気団が北海道上空に巻き込まれ、道東と道北を中心に例年よりも1ヵ月以上早い初雪をもたらした。今回の台風の影響で海水温も低下した為、カジカが大漁できるのではないかと期待に太公望たちの胸が膨らんだ。
  結果は思わぬものだった。多くの会員が平磯に入ってカジカを狙ったのだが、釣果は非常にフケサメの多いものとなった。第一陣は中江会長と松橋氏がアポイ登山口看板下に降りた。過去に60cmのタカノハが上がった名場所である。ここでは松橋氏が40cmオーバーのカジカを揃え総重量6kgの釣果を上げたが総合3位であった。本来なら総合優勝してもおかしくない釣果。一方の中江会長は40cm弱のカジカ一匹で終わり。残念。第二陣は中~下近浦近辺に天崎先生と笹島さんが降りた。ベテランの笹島さんが50cm弱の大カジカを釣り上げて総合2位に入賞したが、やはり相方の天崎先生は釣果に恵まれなかった。単身で降りた氏家元会長は下笛舞で前に良い思いをしたようで、「夢よもう一度」の気分だったが二度目は夢に終わった。得意の日勝大和に降りた南先生は40cm弱のカジカやタカノハで総合4位は流石。最終地点の夕日ヶ丘に降りた栃真賀氏と前田氏。全然釣れずに日勝大和に降りてから奇跡が起きた。栃真賀氏が55cmのアブラコと46cmのカジカを釣って総合優勝し、故秋葉先生が立てた不滅の記録54cmを凌ぐ記録更新の快挙であった。一方、隣りの前田氏は苦戦だった。
  上位4名は釣果に恵まれたものの、その他の会員は釣果に恵まれず、釣りの神様は気紛れだったようである。(釣童)

総合優勝、身長優勝  栃真賀透

  例会前日H釣具店のアドバイスを受け、えりも町夕陽ヶ丘周辺に入釣しようと考え、準備する。目当てはアブラコ・カジカだ。前夜床に就くと、翌日の釣り場が目に浮かび、ついつい夢の中へ・・・。朝方夕陽ヶ丘周辺でとてつもないカレイを釣り上げる。身長は推定55㎝のタカノハだ。嬉しさのあまり声が出てしまうところで目が覚める。「夢か、残念!」と思いながら例会に参加し、えりも港で下車。
  M氏と一緒に入釣するが、まずはえりも港内で小手調べ。生体反応なし。すぐに見切りをつけて移動する。夕陽ヶ丘平盤で竿を出すが、潮が込んできて退散。昨夜の夢のようにはいかない。M氏に釣場移動を誘うが、最初の舟揚場で粘ってみるという。仕方なく、一人で歩くこと10数分、適当な舟揚場で竿を出す。
  三脚の立てにくい釣場であるが、一投目から左竿に当たりがあり、再度ゴロをつけて投竿。右の竿もチョイ投げして、一息つこうとしていると、左竿尻がいきなりあがり、竿に飛びついてリールを巻く。すると右竿にも強烈な当たりで、竿が倒れる。取りあえず左竿にはごつい魚がついていて重い。舟揚場手前で魚が暴れだし、一気にあげたところ、今まで見たことがないアブラコだ。奴は両天秤の孫針・曾孫針まで丸のみしながらも、仕掛けから逃れようともがいている。慎重を期して、まずはバッカンに入れ、針を外す。そしてすぐに右竿も上げる。これも左竿同様重い。しかし暴れないところをみると、カジカらしい。手前でカジカをみるとこれも良型だ。今日はこの後どうなるのだろうと思いながら竿を出したが、その後はアカハラ・ハゴトコの散発に終わり計5匹の釣果である。
  しかしはじめの2匹が思わぬ身長・重量でまさかの総合・身長優勝をいただき、昨日の夢を叶えることができた。苦手な釣場範囲で思わぬアブラコを釣り上げ、一生の思い出に残る例会となりました。


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